インプラントのための体制

1.インプラント専門ではない、総合的な歯科医療を行っている

例えば、ガンの治療を例に考えてみます。まず、診察や検査によって、患者さんの容体を判断します。その上で、放射線治療、手術など、最適な手段を選択します。その後も、診察や検査で容体を確認しながら、治療を継続していきます。
つまり、診察や検査と、治療手段(手術)は常に一体なのです。これはあらゆる医療の原則です。インプラント治療も同じです。あくまで患者さんのお口を診察した上で、問題の解決策としてインプラント治療を行い、その後も健康な状態を維持できるよう、継続して診察や検査を行います。

さらに、患者さんによっては、インプラントよりも他の治療が適切だったり、インプラントに併せて他の治療も必要とすることがあります。何が何でもインプラントありき、ではなく、患者さんのお口の状態に併せた最適な治療法があるはずです。
ですから、インプラント治療を行う場合でも、総合的な歯科治療を柔軟に行える医院を選ぶ必要があります。

あいば歯科では、インプラントだけではなく、入れ歯や差し歯、ブリッジ、虫歯治療や矯正など、総合的な歯科医療の視点で、患者さんに最適な検査、治療、提案をしています。

インプラント治療以外の治療も日常的に行っています

インプラント以外の治療も日常的に行っています

2.見積もり・治療計画書を紙で出してくれる

インプラント治療の詳しい見積書や治療計画書は、文章という形で必ずもらって下さい。当院では、患者さんに安心していただけるよう、すべての情報をオープンにして、詳しい内容の見積書と治療計画書を必ず文書にしてお渡ししております。

治療計画書の例はこちら

3.歯科衛生士、技工士がインプラント治療の経験がある

インプラント治療の場合は当然、歯科衛生士にも通常の歯科医療とは違う対応が求められます。医師と同じように、この場合も経験数が重要になります。しかし、通常の歯科衛生士がインプラント治療の経験を数多く積むことは難しいのです。

当院の歯科衛生士は、医師と共に多くのインプラント治療に携わってきたベテランです。

(歯科衛生士のご紹介はこちら)

歯科衛生士、技工士がインプラント治療の経験がある

歯科衛生士、技工士がインプラント治療の経験がある

4.手術レベルでの衛生管理体制がある

歯科医院の内外が整頓され、清潔に見えることはとても大切なことです。

衛生管理体制

清潔な環境はそれだけで気持ちが落ち着くものです。
歯科医院は、感染予防の観点から病原微生物がいない状態で患者さんの治療にあたる必要があります。
そのため、高性能の滅菌器を装備していることを宣伝している医院も多くなってきました。
しかし、滅菌器を装備しているだけでは不十分なのです。

たとえ滅菌されたとしても、不潔な手で触れたり、不適切な方法で保管されていては、意味がありません。
高性能の滅菌器は最低限必要なものですが、それだけは十分ではなく、

一番大切なことは、医院内を、清潔域と一般域に区分けするルールを作ってそれを徹底するということなのです。
以下では、あいば歯科での感染予防システムをご紹介します。

基本ルール

1.患者さんに触れるものは滅菌する。
2.患者さんに触れたものは、滅菌するまで一般域に出さない。

この2つのルールは、
当たり前のように思われるかも知れませんが、実は、大学病院などで外科手術をする場合と同じなので、一般の歯科医院でこのルールを守るのは非常に難しいことです。
大変な手間とコストがかかるので、通常の歯科医院ではほとんど守られていません。

1.患者さんに触れるものは滅菌する。

衛生管理体制

あいば歯科の治療用のイスは使用のたびに拭き上げ滅菌しています。

衛生管理体制

うがい用のお水は、高機能殺菌水です。数回のうがいで、お口の中の病原微生物を激減させることができます。
あらかじめお口のなかの微生物レベルを下げておくことが、あとで処置をする際に大切になってきます。

衛生管理体制

医師が使用するゴム手袋は、毎回新しいものを使用しています。再使用されることはありません。

衛生管理体制

医師がお口を診査するときに使用する器具は、適切な洗浄方法で滅菌されて、適切に保管されたものです。

衛生管理体制

歯を削るための器具は、適切に洗浄して滅菌されたものです。また、ハンドピース(ドリルの柄の部分)は、一回使用するごとに洗浄し滅菌しています。

衛生管理体制

歯を削るときに機械からお水が出ますがこのお水も高機能殺菌水です。歯を削ると粉塵にまぎれて細菌が発生することがありますが、この殺菌水によって瞬時に殺菌されます。

被せものを作る際に、歯の型取りをしますがこのときに使用する型枠は高性能殺菌水で練り上げられた粘土から作られているので、もちろん殺菌されています。型枠から模型を再現する際には、1階の診療室と2階の技工室の間を、専用のエレベーターを使って移動させています。

完成した被せものを入れるときは、その被せものは高性能殺菌水で殺菌されています。
完成した被せもの物を装着する自分の歯自体も、音波ブラシと殺菌水で消毒してから装着します。

もし歯を消毒しないと、被せものと自分の歯との間に細菌が入ってしまい、虫歯の原因となるので大変危険です。
このように、患者さんのお口に入るものはすべて滅菌されているのです。

2.患者さんに触れたものは滅菌するまで一般域に出さない

使用した器具は、まず最初に目で確認できる汚を拭き取ります。
使い捨ての製品は医療用廃棄物のゴミ箱へ捨てます。当院では衛生管理を徹底しているので、廃棄物が他院と比べてかなり多く出ます。それらは一般ゴミとはやはり区別しておき、専門処理業者のアサヒプリテックさんにお願いして処理してもらっています。
使い捨てをしない機械、器具類は、強アルカリ水の超音波槽で一次洗浄をします。これで、血液その他細菌を溶解洗浄します。

二次洗浄は、高性能殺菌水の超音波槽ですみずみまで殺菌します。この水は殺菌効果が非常に高く通常の細菌、ウイルスはほぼ瞬時に殺菌できます。芽胞菌と呼ばれる一番生命力の強い菌も超音波槽での5分の洗浄で死滅します。
ただ、その方法を長時間行うと器具を痛めてしまうことがあるので、中和水で三次洗浄をします。
ここまでの処理が終わると、病原微生物は死滅しているので、一般域へ出すことができます。最後に、保管のために袋詰めやパッキングをした後、高性能滅菌器で滅菌します。

そして、水のかからない清潔な場所で保管します。

あいば歯科では、これら2つのルールを徹底して守ることで、病原菌が拡散する可能性を限りなくゼロに近づけています。
そして、だからこそ感染予防が万全と言えるのです。
ここまでの衛生管理ができている歯科医院はほとんどありません。